求人案内
カシマコートとは? カシマコートを使用した製品 カシマコートの特性

潤滑性

カシマコート処理により析出させた二硫化モリブデンが摩擦係数を低くし、フレッチング磨耗、凝着磨耗も顕著に低減させます。


■カシマコート処理後の摩擦係数の例
アルミ材
カシマコート処理
静摩擦係数
静摩擦係数
A1050
30μ皮膜
0.20
0.17
ADC12
10μ皮膜
0.21
0.14
※相手材はS35C鋼球。

防蝕性

アルミニウムには各種の腐蝕が生じますが、カシマコートしょりにより、その耐蝕性は大幅に向上します。処理によるバリアー層の再成長と、封孔効果が大きく寄与するからです。


■塩水噴霧試験結果の例
アルミ材
カシマコート処理
耐蝕時間
A1050
30μ皮膜
1500H《OK》
ADC12
15μ皮膜
500H《OK》
耐熱性

硬質皮膜の内部に析出している二硫化モリブデンは、高温下で潤滑性を維持します。高出力エンジンの過酷な条件下でピストンの焼き付き防止に力を発揮しています。


■カシマコート処理による耐熱性を示す例【静摩擦係数】
アルミ材
カシマコート処理
常温
100℃
200℃
300℃
400℃
A1050
硬質30μ
0.30
0.33
0.42
0.43
0.44
A1050
カシマ30μ
0.20
0.23
0.26
0.27
0.29
※1時間加熱後放冷して測定。

絶縁性

通常の硬質アルマイト皮膜の絶縁耐圧はアルミ展伸材の場合、皮膜1μ当り約20Vですが、カシマコート処理によりおよそ30V程度の絶縁耐圧を示します。同時に絶縁抵抗値も一段と向上します。モリブデン硫化物の影響によって圧縮応力が付加され、加熱や変形によるクラックが抑制されます。絶縁性が要求されるコンピューター、電子部品、精密部品に最適です。



高精度

均一なモリブデンで成型された皮膜を実現したことによって、私たちは個別の要望に応じた膜厚の製品を安定的に提供しています。処理を施された製品は、研磨やラッピング加工も任意に行えることから、その用途や応用範囲は無限大に拡大し続けています。



高硬度・
耐磨耗性

アルミニウム合金は軟らかいとのイメージがありますが、カシマコート処理によりHv400の硬さに達しています。耐磨耗性と同時に、優れた耐フレッチング性、耐凝着性を示します。従来の鋼材に代わる新素材として活躍をはじめています。



軽量化

アルミニウムの比重は鉄の3分の1でしかありません。そのため、鉄からアルミニウムへの素材転換を行うことにより、確実に軽量化が行えます。そしてカシマコート処理を施すことによって、防蝕性や耐磨耗性などの高機能をも同時に得ることが可能です。